今回ご紹介するのは、築20年ほどのマンションのPanasonic製ユニットバス「NXシリーズ」に設置されている埋込水栓の切替レバーとカートリッジの交換です。

お客様からメールでお問い合わせをいただきました。

「切替レバーを止めるにしても、シャワーヘッドからポタポタと水が落ちて完全に止まらないんです…」と、ご相談をいただきました。

これは切替レバーの経年劣化によるよくある症状で、カートリッジの内部劣化が原因と考えられます。
このような場合、切替ハンドル+カートリッジの交換が必要になります。

それでは実際の交換手順を追っていきましょう!

Panasonicユニットバス NXシリーズの水栓部品交換
Panasonicユニットバス本体🔍

こちらが、築20年ほどのマンションでご使用中のPanasonicユニットバス「NXシリーズ」の浴室です。

これは切替ハンドルの内部にあるカートリッジの劣化が主な原因。見た目には分からない部分だからこそ、不具合が出たときに気づくことが多いんです。

Panasonicユニットバス NXシリーズの水栓部品交換
サーモハンドルと切替ハンドル🔍

こちらが今回不具合のある切替ハンドル(右)の様子です。

Panasonicユニットバス NXシリーズの水栓部品交換
止水栓はここにあるよ🔍

作業開始 !まずは止水栓を閉めます。

画像のように、ハンドル下の小さな化粧パネルを取り外すと内部に止水栓が見える構造になっており、マイナスドライバーを使って、左右両方のバルブ(お湯と水)をしっかりと閉めていきます。

Panasonicユニットバス NXシリーズの水栓部品交換
切替ハンドルの取り外し🔍

止水が完了したら、切替レバーの分解作業に入ります。

切替レバーハンドルの頭の蓋を手工具(細いマイナスドライバーなど)で外し、モンキーレンチを使用してカートリッジ押さえを取り外します。

部品は樹脂と金属で構成されており、無理に回そうとすると破損する恐れもあるため、ゆっくり丁寧に力をかけて外すのがポイントです。

 

Panasonicユニットバス NXシリーズの水栓部品交換
切替ハンドル部の全部品🔍

切替ハンドル部の全部品です。

Panasonicユニットバス NXシリーズの水栓部品交換
切替カートリッジを外した本体🔍

切替カートリッジを外した水栓本体の画像です。

Panasonicユニットバス NXシリーズの水栓部品交換
展開図🔍

事前に展開図から部品を調達します。

Panasonicユニットバス NXシリーズの水栓部品交換
新しく交換する部品🔍

今回新しく交換する部品は、切替カートリッジ(KP715B)と切替ハンドル(KP373)です。

Panasonicユニットバス NXシリーズの水栓部品交換
交換作業完了!🔍

すべての部品を組み戻し作業と通水確認を終え、交換作業は無事完了しました。

シャワーヘッドからのポタポタ水も、ばっちり止まりました(^^♪

洗面台シングルレバーシャワー混合栓の交換
洗面台シャワー混合栓の交換🔍

今回の作業では、浴室の水栓修理とあわせて、洗面化粧台のシャワー混合栓(KVK KM8001TF)も交換させていただきました。

長年使用された水栓は、吐水切替が固くなったり、水漏れの原因となるケースも多く、こちらもあわせてのメンテナンスをご希望いただきました。