今回ご紹介するのは、3階建て戸建住宅の階段下デッドスペースを有効活用した物入作成工事です。
神戸市灘区にお住まいのお客様から、LINEでお問い合わせをいただき、下見調査にお伺いしました。

神戸市灘区 戸建住宅の階段下 デッドスペース 工事前の様子
直階段🔍
神戸市灘区 戸建住宅の階段下 デッドスペース 工事前の様子
物入作成場所🔍

階段下は壁で塞がれており、中は空洞のまま。
通路としては使えるものの、収納としてはまったく活かされていない状態でした。

階段下収納のパース図 シミュレーションで空間を確認
階段パース図🔍
階段下収納のパース図 シミュレーションで空間を確認
空間の確認🔍

事前に3Dパースで、階段の段数と角度、距離を入力し空間をシミュレーション。収納スペースとして十分な広さが確保できることが分かりました。

床下から階段下を確認 排水管の影響で侵入できなかった様子
床下からの確認🔍

床下からも階段下の状態を確認しました。

ただ、排水管が進路を邪魔をしており、実際に階段下まで入り込むことはできませんでした。

階段下の壁を解体して収納スペースを開口する様子
2階水漏れ箇所の間取り🔍

階段下の壁を開口します。

中を確認すると、しっかり空洞があり、収納に活用できる状態でした。

階段下収納 床組みの造作工事
床組の造作🔍
階段下収納 床造作と点検口の新設
壁の造作🔍

階段下には床が張られていなかったため、新たに床組みを施工。
さらに壁下地を組み直し、収納として安全に使える空間を整えました。

また、将来的なメンテナンスを考え、床に点検口も設置。収納力だけでなく、実用性にも配慮しています。

階段下収納 天井を高く確保した内部仕上げ
物入の天井🔍
階段下収納 内部仕上げ 化粧ボード施工中
化粧ボード張り🔍

収納内部は、できるだけ広く使えるように天井を高く確保しました。壁にはクロスを張らずに済む化粧ボード仕上げを採用。

コストを抑えつつ、すっきりと清潔感のある空間になりました。

階段下収納 ケーシング枠の取り付け 扉の下地工事
ケーシング枠の取り付け

開口部にはケーシング枠を取り付けました。

ケーシング枠とは、壁の境目を隠すために使われる建具部材です。
L字型の断面をした木枠で開口部を囲み、その上に建具(扉)を取り付けるための仕上げ材となります。

これにより、見た目も美しく仕上がります。

Panasonic バリティス建具を採用した階段下収納
建具取り付け後の様子🔍

お客様宅の全体の建具には、Panasonic バリティス の建具が採用されていました。

今回の収納も同じシリーズを使用することで、空間全体に統一感が生まれました。

神戸市灘区 戸建住宅の階段下 デッドスペース 工事前の様子
施工前🔍
Panasonic バリティス建具を採用した階段下収納
施工後🔍

壁で塞がれていた階段下が、収納スペースへと生まれ変わりました(^^♪