今回ご紹介するのは、3階建て戸建住宅の階段下デッドスペースを有効活用した物入作成工事です。
神戸市灘区にお住まいのお客様から、LINEでお問い合わせをいただき、下見調査にお伺いしました。
階段下は壁で塞がれており、中は空洞のまま。
通路としては使えるものの、収納としてはまったく活かされていない状態でした。
事前に3Dパースで、階段の段数と角度、距離を入力し空間をシミュレーション。収納スペースとして十分な広さが確保できることが分かりました。
階段下には床が張られていなかったため、新たに床組みを施工。
さらに壁下地を組み直し、収納として安全に使える空間を整えました。
また、将来的なメンテナンスを考え、床に点検口も設置。収納力だけでなく、実用性にも配慮しています。
収納内部は、できるだけ広く使えるように天井を高く確保しました。壁にはクロスを張らずに済む化粧ボード仕上げを採用。
コストを抑えつつ、すっきりと清潔感のある空間になりました。
開口部にはケーシング枠を取り付けました。
ケーシング枠とは、壁の境目を隠すために使われる建具部材です。
L字型の断面をした木枠で開口部を囲み、その上に建具(扉)を取り付けるための仕上げ材となります。
これにより、見た目も美しく仕上がります。
壁で塞がれていた階段下が、収納スペースへと生まれ変わりました(^^♪