今回ご紹介するのは、トイレの小便器、洗浄水栓の交換と手洗い器水栓、タンクの立形ボールタップ弁の3点です。
きっかけは、「小便器の洗浄水栓の根本から水漏れするから直してほしい」とご連絡を頂戴し下見にお伺いしました。
お伺いし点検したところ、小便器の洗浄水栓の根本(スパッド)から水が染み出てきていました。
経年からお客様には、洗浄水栓の交換をおすすめしたところ、手洗い器の衛生水栓も吐水栓が壊れて水が出ないので交換してほしいのと、
便器タンクの洗浄レバーを回すと何かに引っ掛かるような感じがして水が止まりにくいの直してほしいとお願いされました。
ただ、今回は小便器と手洗い器に伊奈製陶のロゴがあったので、かなり昔の器具だと思い「水栓は外れるのか?壁の中でねじ切れないか?」と少しビビりながら交換しました(;^_^A
小便器の伊奈製陶ロゴ🔍
手洗い器の伊奈製陶ロゴ
画像のLIXIL(INAX)の衛生陶器のロゴマークは最古!?と思われるロゴらしく、昔は大半の衛陶メーカーが動物などのロゴを使用しており、このロゴマークは伊奈製陶が衛生陶器の製造を開始した1945年から使用されていたのではないかと思われます。
1969年にinaマークに切り替わったので、55年以上前の陶器と推測されます。
引用:TOYOの旅行とトイレ調査日記
古くなった小便器の洗浄水栓🔍
洗浄水栓と小便器が接続されている部分、スパッドから水が染み出てきます。
画像からも分かる通り、ゴムパッキンの劣化が激しいです。
古くなった手洗い器の衛生水栓
こちらが水が出なくなった手洗い器の衛生水栓です。
錆具合が昔を彷彿させます。
新しい小便器スパッド🔍
小便器の新しいスパッドです。
黒い部分がゴムパッキンで水漏れもこの部分の劣化が原因です。
新しい小便器の洗浄水栓🔍
洗浄水栓の直管が長いので銅管カッターで切断しました。
新しい衛生水栓🔍
水栓金具の取り外し🔍
新しいスパッド🔍
入りにくかったのでシリコンスプレーを使用しました。
交換完了🔍
昔のTOTO?のタンク🔍
次は便器タンクのボールタップ弁の交換です。
タンクは昭和のレトロ感があっていいですね!
古いボールタップ弁🔍
交換するボールタップ弁は画像の「これ」部分になります。
立形のボールタップ弁でボール部分にTOTOと書かれています。
カクダイ立形万能ボールタップ弁🔍
新しく交換するカクダイの立形万能ボールタップ弁です。
浮き玉がスリムになり水位も調整できるほんと万能品です。
タンクの底で接続🔍
交換する立形ボールタップ弁の給水の接続部分です。
止水栓までレトロ感がありますね。
交換完了🔍
立形ボールタップ弁の交換完了です。
今回はかなり古い部品の交換でしたがスムーズに作業が完了してよかったです(^^♪