これは家と家の間が35㎝しかない狭小住宅で外壁と屋根を改修し雨漏りを完全に直した記録である。
35㎝の隙間🔍
工事を行うきっかけは、お客様からの電話による下見調査の依頼から始まりました。
お客様に現在の状況を聞くと、長年雨漏りに悩んでおり以前に相談した他の業者さんは、塗装すれば直ると言われ屋根と外壁を塗装するが数ヵ月で雨漏りが再開し、数年間そのままで現在に至るみたいです。
1階の階段壁面🔍
この住宅は狭小の木造3階建で主体となる柱は鉄骨で構成されています。
雨漏りする場所は直階段2階の踊場の小窓を中心に回りに広がっており、手摺の支持金具が外れて今にも脱落しそうです。
お客様の了解を得て、室内から被害の大きい箇所の壁(石こうボード)を開けさせていただきました。
中を確認すると、なんとっ!木材腐朽とシロアリの被害が甚大で建物として危険な状態です。
雨漏り箇所は、モルタル壁の縦に入っている目地材で所々、隙間が空いていました。
木材腐朽とシロアリの被害🔍
シロアリに食われ無くなった柱🔍
シロアリの蟻道🔍
単管一本の足場
下見調査後にお見積書を提出し、お客様から工事を依頼されました。
外壁、屋根の改修工事の開始です。
俺たちの35㎝の闘いが始まりました!
外壁のモルタル壁の解体🔍
3階から1階に向けて外壁材のモルタル壁を解体していきます。
足場は単管一本ですが両サイドの壁が近いので恐怖はありませんでした。
モルタル下地板🔍
シロアリに食いつぶされた壁内木部🔍
間柱🔍
壁内にいたシロアリ🔍
解体中にシロアリを発見しました!やはり壁内にいましたね。
シロアリ消毒も同時に行いました。
木材補強🔍
傷んだ木材を取り払い、新しい木材で補強します。
室内から開けた開口部分が見えていますね。
木材補強2🔍
木材補強後に、断熱材(ロックウール)を充填します。
構造用合板張り🔍
構造用合板を張り、防水紙→胴縁→サイディングを張ります。
外壁改修工事の完了
外壁改修工事の完了です。
サイディング材はLIXILのDan ガルバスタッコ 12.5尺を採用しました。
塗装が剥げたカラーベスト🔍
屋根の改修も同時期に行いました。
天井裏を確認したら、雨漏りは無く野地板もきれいで問題が無かったのでカバー工法で葺き替えました。
アイジー工業ガルテクト🔍
屋根の葺き替え完了です!
35㎝の闘いは終わりました( ;∀;)ヤリトゲタゼ...
その後、雨漏りは無くなったとご報告をいただいております。