室内ドアは毎日の開閉によって少しずつ負担がかかり、長年使用すると不具合が発生することがあります。
今回は、神戸市垂水区のお客様よりお電話にてご依頼をいただきました。
トステム(LIXIL)の室内ドアで「閉めると枠に当たり、スムーズに閉まらない」という症状が出ており、丁番交換を行いました。

施工前の室内ドア
丁番を交換する室内ドア🔍

こちらが今回、丁番を交換するトステム製の室内ドアです。

戸建住宅で築20年ほど経過しており、長年の使用による摩耗でドアの傾きや枠への干渉が発生していました。

室内ドアが枠に当たって閉まりにくくなっている様子
ドアが枠に当る状態🔍

ドアを閉めるとラッチ部分が枠に干渉してしまっています。

毎回の開け閉めで力が必要になり、さらに放置するとドアや枠を傷めてしまう恐れもあります。

既設の古い丁番
調整機能付き丁番🔍

既設のトステム製、調整機能付き丁番には、何度も調整を試みた跡が見られました。

お客様ご自身でも何度か調整されたそうですが、改善には至らず。
私も現場で改めて調整を行いましたが、結果は同じでした。

長年の使用によってヒンジそのものが摩耗してしまうと、調整では直らない段階に入ってしまいます。

傾いて摩耗しているトステム製室内ドアの丁番
調整機能付き丁番🔍

写真のように、長年の使用で丁番自体が摩耗・変形して傾いています。

この傾きが原因で、ドアが本来の位置から下がり、枠やラッチ部分に当たってしまうのです。

既設の右上の丁番
右上の丁番🔍
既設の右下の丁番
右下の丁番🔍

今回、調整では直らないので、右上と右下の丁番を交換することにしました。

トステム室内ドアの型番シール
メーカーと型番🔍

メーカーと型番を確認し、部材を手配します。

LIXILから取り寄せた純正丁番部品
手配した部材(丁番)🔍

トステム純正の交換用丁番をメーカー手配しました。

トステム(LIXIL)の室内ドアはシリーズや製造年によって丁番の形状や寸法が異なります。

必ず型番を確認して、適合する純正部品を注文しましょう。

取り外したトステムの丁番と寸法表示
既設の丁番の寸法🔍

丁番交換では、部品の寸法確認が最も大切です。

特に64mmのサイズを間違えると、枠の加工が必要になってしまい、余計な工事費用や時間がかかります。

必ずメーカー型番と寸法を確認してから交換しましょう。

室内ドアを外して丁番交換を行う様子
ドアの取り外し🔍

ドア本体を上に持ち上げると簡単に外れるんですが、今回のドアはガラス入りで非常に重たかったです。

この重量が長年ヒンジに負担をかけ続けたことで、丁番が曲がり、摩耗を早めた原因になったのではないかと考えられます。

新しいトステム純正丁番を取り付けた状態
丁番の交換後🔍

丁番の交換完了です!

丁番取替工事の完了。
干渉がなくなった🔍

ドアが枠に当たることなくスムーズに閉まるようになりました。

見た目も美しく仕上がり、お客様にも喜んでいただけました(#^^#)