室内ドアは毎日の開閉によって少しずつ負担がかかり、長年使用すると不具合が発生することがあります。
今回は、神戸市垂水区のお客様よりお電話にてご依頼をいただきました。
トステム(LIXIL)の室内ドアで「閉めると枠に当たり、スムーズに閉まらない」という症状が出ており、丁番交換を行いました。
既設のトステム製、調整機能付き丁番には、何度も調整を試みた跡が見られました。
お客様ご自身でも何度か調整されたそうですが、改善には至らず。
私も現場で改めて調整を行いましたが、結果は同じでした。
長年の使用によってヒンジそのものが摩耗してしまうと、調整では直らない段階に入ってしまいます。
今回、調整では直らないので、右上と右下の丁番を交換することにしました。
トステム純正の交換用丁番をメーカー手配しました。
トステム(LIXIL)の室内ドアはシリーズや製造年によって丁番の形状や寸法が異なります。
必ず型番を確認して、適合する純正部品を注文しましょう。
丁番交換では、部品の寸法確認が最も大切です。
特に64mmのサイズを間違えると、枠の加工が必要になってしまい、余計な工事費用や時間がかかります。
必ずメーカー型番と寸法を確認してから交換しましょう。
ドア本体を上に持ち上げると簡単に外れるんですが、今回のドアはガラス入りで非常に重たかったです。
この重量が長年ヒンジに負担をかけ続けたことで、丁番が曲がり、摩耗を早めた原因になったのではないかと考えられます。